“さぶら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
80.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、それは愛々しい、仇気あどけない微笑ほほえみであったけれども、この時の教頭には、素直に言う事をいて、御前おんまえさぶらわぬだけに、人の悪い、くみし易からざるものがあるように思われた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
心得こゝろえたか、とかたらせたまへば、羅漢らかん末席まつせきさぶらひて、悟顏さとりがほ周梨槃特しゆりはんどくこのもしげなる目色めつきにて、わがほとけ、わが佛殿ほとけどの道人だうじん問答もんだふより、ふすま男女なんによ睦言むつごと、もそつとおきなされとふ。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
なお暁に間のある俊雄はうるさいと家をけ出し当分冬吉のもとへ御免さぶらえ会社へも欠勤がちなり
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)