“さなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サナカ
語句割合
最中92.5%
些中5.0%
際中2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度自分が、お祖父樣ぢいさま父樣とうさま母樣かあさま姉樣ねえさま一所いつしよに、夕餐ゆうげ團欒まどゐ最中さなかに、此の聲が起るのだからたまらない。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
昨夜の睡眠不足や今日釣臺に跟いて暑い最中さなかを氣を遣ひながら歩いた其等の疲勞がだん/\と出て來るやうに覺えた。
こういう混雑の最中さなかですから随分喧嘩けんかが起らなくてはならんはずですが、奇態きたいにこの場合には喧嘩をしない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
同行の麗水れいすい秋皐しゅうこう両君と一緒に、見物人を掻き分けて臆面もなしに前へ出ると、神楽は今や最中さなかであった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
時はもう冬の最中さなかで故郷に近づくに従って天気は小闇おぐらくなり、身を切るような風が船室に吹き込んでびゅうびゅうと鳴る。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
そんな訳で、小式部さんにも、その日『釘抜』をやる事になったのだがね。その前に、あの人は私を捉まえて、その些中さなかになるとどうも胸がむかついて来て——と云うものだから、私は眼をつむるよりも——そんな時は却って、上目うわめきつくした方がいいよ——と教えてやったものさ。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
さていま一度、ガタリと跳ねる、骨の歌声、踊りの際中さなか