“さかずきごと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盃事66.7%
杯事26.7%
盞事6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暑い折柄であるにもかかわらず、きちんと紋服を着けて先代の写真を祭り、その前で祖母譲りの方式にって盃事さかずきごとを厳重にしたが
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
もっと軍務ぐんむ多端たたんさいとて、そのしきいたって簡単かんたんなもので、ただ内輪うちわでお杯事さかずきごとをされただけ、もなく新婚しんこん花嫁様はなよめさまをおれになって征途せいとのぼられたとのことでございました。
その機を外さぬ盞事さかずきごとがはじまってみると、新郎の伊助は三三九度の盞をまるで汚い物を持つ手つきで、親指と人差指の間にちょっぴり挾んで持ち
(新字新仮名) / 織田作之助(著)