“盃事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかずきごと66.7%
さかづきごと26.7%
さかすきごと6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてかたばかりの盃事さかずきごとをすませると、まず、当座の用にと云って、塔の奥から出して来てくれたのがあやを十ぴきに絹を十疋でございます。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「ぢや、瑠璃さん! 彼方あちらへ行きませう。古風に盃事さかづきごとをやるさうですから、はゝゝゝゝゝ。」
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
ほとんど同じ時刻に大巻夫婦も来た。それだけの顔がそろうと、みんなが狭い八畳の座敷に座蒲団を重ねあうようにして坐り、青木医師の肝煎きもいり簡略かんりゃく盃事さかすきごとをすました。
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)