“さうさう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サウサウ
語句割合
蒼々21.4%
匇々14.3%
嘈々14.3%
草創14.3%
左様々々7.1%
早早7.1%
曹操7.1%
蒼蒼7.1%
錚〻7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
匇々さうさう半余歳、塵臭漸やく脱し難からむとするに至つて、乃ち突如として帰去来をしぬ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
大絃は嘈々さうさう 急雨の如く
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
悉皆こと/″\く討亡ばして源氏一統の御代となし御自分は鎌倉かまくらながら日本草創さうさう武家の天下として武將の元祖とあふがれ給ふ事是頼朝公は惣領の甚六なれども自然しぜんと大徳のそなはられし事斯の如くなり又其御舍弟の兩人は現在其功を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
左様々々さうさう、春まだ浅く月若き、生命の森の夜の香に、あくがれ出でて、……とかいふアノ唱歌ですて。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
御同様文筆に従ひ居り候上は一行いちぎやうにてもかかる作品を書きたく、若し又新聞の文芸欄にもかかる作品のみることと相成り候はば、如何いかばかりこころよからんなどとも存じ候。早早さうさう
伊東から (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
曹操さうさうが、地名は忘れたが、夏の日、苦戰あげくの兵を率ゐて、山を越える。ところが山中に水が無い。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
七十余年ぜんこの地が英領となる迄は禿山であつたのを、東洋と𤍠帯地方とのらゆる植物を移して現に見渡す様な蒼蒼さうさうたる秀麗な山地とし、一方には上海シヤンハイに次ぐ繁華な都会を建設したのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
真樹は佗田わびた真樹で、国香の属僚中の錚〻さうさうたるものである。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)