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このしゆく
ふりがな文庫
“このしゆく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
此宿
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此宿
(逆引き)
立ち出づ
宿
(
しゆく
)
の朝景色
何處
(
いづこ
)
も勇ましく甲斐々々しく
清々
(
すが/\
)
しきものなるが分きて
此宿
(
このしゆく
)
は馬で心よく搖られ行く爲か面白し
宿
(
しゆく
)
を離るれば諏訪の湖水朝霧立こめて空も雨を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
さへ置かれけるとか和田鳥居と過來つる目にはさしも
深山
(
みやま
)
の
中
(
うち
)
なりとは思はれず左りながら
此宿
(
このしゆく
)
を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
隱して云ふに左らばと
此宿
(
このしゆく
)
に泊る梅花道人茶店に待てありしが一つになり見ぬ事とて早足の自慢大げさなり脇に羽の生えた跡もなけれど
偖
(
さて
)
宿に
入
(
い
)
りて見れば
家名
(
いへな
)
は忘れしが
家居
(
いへゐ
)
廣く清らかにて隣りに大きな
櫛店
(
くしみせ
)
もあり
宿
(
しゆく
)
中第一の大家とは知られぬ湯に入り名物の櫛を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
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