“がんぴし”の漢字の書き方と例文
語句割合
雁皮紙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして軽く麝香じゃこうの漂うなかで男の字のような健筆で、精巧な雁皮紙がんぴしの巻紙に、一気に、次のようにしたためた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ましてある面積を有する平面をそなうるものは必ず両面がある。雁皮紙がんぴしのごときうすい紙でも表裏はある。綿衣わたいれあわせはいうまでもなく、単衣ひとえさえも表裏がある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
お母様はその日からその五枚続きの絵を雁皮紙がんぴしに写し取って、合わせ紙に貼り付けたり切り抜いたりして
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)