“麝香”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゃこう76.4%
じやかう18.2%
じやこう1.8%
ぢやかう1.8%
クスマ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麝香じゃこうの輸出先 この麝香はどこへ最も多く輸出されるかといいますと、この頃はシナよりもインドの方に余計に輸出されて居るです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
長い廊下の果に、主人の花紋くわもんいんした上衣うはぎの後影が隠れた。上衣の裾はかろく廊下の大理石の上を曳いて、跡には麝香じやかう竜涎香りうえんかうとの匂を残した。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
遠慮ゑんりよをされるとくゝるほどに何事なにごとだまつて年上としうへこともの奧樣おくさますつとお羽織はをりをぬぎて、千葉ちば背後うしろより打着うちきたまふに、人肌ひとはだのぬくみ氣味きみわるく、麝香じやこうのかをり滿身まんしんおそひて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「その紙を嗅いで見な、——馬糞臭まぐそくさいのはお前の煙草だが、その他に、プーンと斯う麝香ぢやかうの匂ひがするだらう」
……なおこの書持参の者は、かの少量の麝香クスマ竜涎香アンパアについて、余らの間に決定を見たる買取り値だんを御報告申し上ぐるはずに候。