“かうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
好奇25.0%
顥気18.8%
香氣12.5%
灝気12.5%
灝氣6.3%
高貴6.3%
絳旗6.3%
綱紀6.3%
香肌6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔から釘附くぎつけに為てあると計り思つて居た内陣と本堂との区劃しきりの戸を開けると云ふ事は、すくなからず小供の好奇かうきの心を躍らせたが、愈々いよ/\左から三枚目の戸に手を掛ける瞬間しゆんかん
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
私は何か香氣かうきあるものをはじめて味つた。飮むとあたゝかくて、新鮮な香り高い酒のやうだつた。そして後味あとあぢつぱく、腐敗して毒を呑まされたやうな氣持ちだつた。
誰が体のない、形のない、感情のない、個性のない霊といふものなんぞが、灝気かうきの中を飛び廻つてゐるのを、なんの用に立てるものか。それはどつちにしても恐怖はやはり存在する。
我身をめぐれるものは、八面皆碧色なる灝氣かうきにして、俯仰ふぎやうの間ものとして此色を帶びざるはなかりき。試みにひぢを擧ぐれば、忽ち無數の流星の身邊に飛ぶを見る。
此物はわが昇天を妨げ、我身を引いて地に向へり。而して冷なること海水の如き灝氣かうきは我顱頂ろちやうの上に注げり。
拜するに目とほゝの間に凶相きようさうあらはれ中々以て高貴かうき相貌さうばうにあらず拙者の勘考かんかうには御證據の品は實ならんが御當人ごたうにん贋者にせものなりと決したり依て天下の爲再吟味を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
飛退とびしさ低頭平身ていとうへいしんしてうやまひ私儀は赤川大膳とてもと水戸家みとけの藩中なれば紀伊家に此御短刀の傳はりし事は能々よく/\知れり斯る證據のある上は將軍の御落胤ごらくいんに相違なし斯る高貴かうきの御方とも存じ申さず無禮の段恐れ入り奉りぬ幾重いくへにも御免おんゆるしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
皇輿たちまちに駕して、山川を凌ぎ度り、六師雷のごとく震ひ、三軍電のごとく逝きき。杖矛ぢやうぼう威を擧げて、猛士烟のごとく起り、絳旗かうき兵を耀かして、凶徒瓦のごとく解けぬ。
何々五人男といふ群盜が、江戸の綱紀かうきの亂れに乘じて、勇侠者流のやうな顏して跳梁てうりやうした頃のことです。
銭形平次捕物控:239 群盗 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
明眸絳脣めいぼうかうしん香肌かうき白き事の如し。女王マリア・ルイザ、その美をねたみ、遂に之を鴆殺ちんさつせしむ。人間じんかんとどめ得たり一香嚢の長恨ある、かの楊太真やうたいしんいづれぞや。侯爵夫人に情郎じやうらうあり。