“凶相”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうそう75.0%
きようさう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとたび勝敗の地をえて逆転した陣容というものは、それほど危険な凶相きょうそうを呈していた。しかし謙信の面にはなお余裕よゆうが見えた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あのお方の相貌そうぼうには、主君をも冒しかねない叛骨はんこつうかがわれると……非常な凶相きょうそうだと申しおりましたそうです」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
拜するに目とほゝの間に凶相きようさうあらはれ中々以て高貴かうき相貌さうばうにあらず拙者の勘考かんかうには御證據の品は實ならんが御當人ごたうにん贋者にせものなりと決したり依て天下の爲再吟味を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
心掛候に付きへだて候へども伊豆守御役宅に於て天一坊樣御面部をひそかに拜し奉りしに御目とほゝの間に凶相きようさうあり存外ぞんぐわいなるたくみあるの相にて又眼中がんちう赤筋あかすぢあつひとみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)