“余裕”のいろいろな読み方と例文
旧字:餘裕
読み方割合
よゆう61.1%
ゆとり37.5%
ひま1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我我は皆せちがらい現代の日本に育つてゐる。さう云ふことに苦労するのは勿論もちろんかく意味を正確に伝へる文章を作る余裕よゆうさへない。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
余計な文字をもてあそんでいる余裕ゆとりが、まったくありませんから、切迫せっぱ詰まった書き方になって、読みにくいでしょうが勘弁して下さい。
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
思うほど、気はますます乱れて、浪子は身をるる余裕ひまもなきまで世のせまきを覚ゆるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)