“おほあくび”の漢字の書き方と例文
語句割合
大欠伸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちや外套氏ぐわいたうし大欠伸おほあくびをしてきた。口髯くちひげ茶色ちやいろをした、けた人物じんぶつで、ズボンをはだけて、どつかと居直ゐなほつて
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
細つそりした肩、かたむきかけた月の影を長く引いて、哀れ深い姿ですが、八五郎はそれを見送つて大欠伸おほあくびを一つ、枕を引寄せて、又一と寢入りときめました。
くだん天守てんしゆむねちかい、五階目ごかいめあたりの端近はしぢかところて、かすみひつゝ大欠伸おほあくび坊主ばうずがある。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)