“うく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
46.7%
13.3%
13.3%
6.7%
6.7%
6.7%
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はずみに乗せられて貫一は思はずうくるとひとし盈々なみなみそそがれて、下にも置れず一口附くるを見たる満枝が歓喜よろこび
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その翌年某月石埭翁もまた世を去った。こううくること八十歳という。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
かう御存ごぞんじ是なきだんおほきけられ候と委細ゐさいに申上しかば大岡殿名主用右衞門へ對はれ此儀は何ぞ文藏へ意趣遺恨いしゆゐこんにても是ある者の心當こゝろあたりはなきやと申さるゝに用右衞門暫時しばらく考へ文藏儀は至て實體じつたいなる者ゆゑ意趣遺恨等いしゆゐこんとううくべき者に候は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
引しぼる程苦勞くらう彌増いやまし今迄兄の長庵へ娘二人にあはしてとせまりて居たる折柄をりからなれば此酒盛に立交たちまじりて居るも物うく思ふ物から其場を外して二階に上れば折こそよしと長庵は二人が耳に口を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幼少の時より手につけたる者なれば、血統に非ざるも自然に養父母の気象をうくるは、あまねく人の知る所にして、家風の人心を変化すること有力なるものというべし。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
父母の生みなして、死ぬれば、そのたま永く幽界かくりよおもむきおるを、人これを祭れば、来たりうくることと、ありのままに心得おりて、あながちにその上を穿鑿たずねでもあるべきものなり
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
うくすうの潮荒さ
八坂瓊之曲玉考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)