うく)” の例文
其方そのほう儀、外夷の情態等相察すべしと、去る寅年異国船へ乗込むとがに依り、父杉百合之助へ引渡し在所において蟄居ちっきょ申付けうくる身分にして、海防筋の儀なおしきりに申しとな
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
かう御存ごぞんじ是なきだんおほきけられ候と委細ゐさいに申上しかば大岡殿名主用右衞門へ對はれ此儀は何ぞ文藏へ意趣遺恨いしゆゐこんにても是ある者の心當こゝろあたりはなきやと申さるゝに用右衞門暫時しばらく考へ文藏儀は至て實體じつたいなる者ゆゑ意趣遺恨等いしゆゐこんとううくべき者に候は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)