“實體”のいろいろな読み方と例文
新字:実体
読み方割合
じつてい85.7%
じつたい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞしけるにかれは當四月同人店へ引うつり夫婦とも三州者の由にて隨分ずゐぶん實體じつていらしく相見え候へ共女房は此節わづらひ居るとの事に付早速甚兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と、申出まをしでましたところ部屋頭へやがしら第一番だいいちばん。いづれも當御邸たうおやしき御家風ごかふうで、おとなしい、實體じつていなものばかり、一人ひとり異存いぞんはござりません。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かう御存ごぞんじ是なきだんおほきけられ候と委細ゐさいに申上しかば大岡殿名主用右衞門へ對はれ此儀は何ぞ文藏へ意趣遺恨いしゆゐこんにても是ある者の心當こゝろあたりはなきやと申さるゝに用右衞門暫時しばらく考へ文藏儀は至て實體じつたいなる者ゆゑ意趣遺恨等いしゆゐこんとううくべき者に候は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)