鳴門水図なるとすいず)” の例文
「——見たところ、血で書いたような文字が、小法帖こほうじょう鳴門水図なるとすいずのあきへべた一面に書いてあったが、てんで、読みようのない文言もんごん、何が何の意味やら分らねえんだ」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)