鱗族いろくづ)” の例文
或時は、此の部落の下の湖を泳ぎ廻る鯉がシャクの口をりて、鱗族いろくづ達の生活の哀しさと樂しさとを語つた。
狐憑 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)