鮧魚なまず)” の例文
黒夜濁水を悦ぶ鮧魚なまずの如きも有る道理で、氣の特處偏處を稟けたものは普通のものとは異なつたさまをも現はすが、要するに旦より午に至るの氣は張り、暮に至つては弛む。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)