鬱々葱々うつうつそうそう)” の例文
第十九世紀社会の大烈風はすでにかの上古において垂天の雲のごとき鬱々葱々うつうつそうそうたる貴族的の大木を抜き去れり。すでに抜き去れり。たとい暫時はその緑色を変ぜざるもこれすでに死せる材木なり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)