駒田紋太夫こまだもんだゆう癇癖かんぺきの強い理屈好きな老人であるが、酒がはいってるときはものわかりのよい人情家になる。そのときも程よく酔っていた。
評釈勘忍記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)