風野又三郎かぜのまたさぶろうだって、もうガラスのマントをひらひらさせ大よろこびでかみをぱちゃぱちゃやりながら野はらをんであるきながら春が来た、春が来たをうたっているよ。
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)