顕微集波器けんびしゅうはきと、私は名をつけたがね。つまりこの器械は、一万年前なら一万年前の光景が、光のエネルギーとして、宇宙を遠くとんでいくのだ。
洪水大陸を呑む (新字新仮名) / 海野十三(著)