後で開けてみると、何と、隠亡頭風情おんぼうがしらふぜいでは、一生にもお目にかかれないほどな大金が、しかも、無造作に鼻紙にくるんであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)