阿倍川餅あべかわもち)” の例文
鼻子夫人が顔を洗うたんびに念を入れて鼻だけ拭く事や、富子令嬢が阿倍川餅あべかわもち無暗むやみに召し上がらるる事や、それから金田君自身が——金田君は妻君に似合わず鼻の低い男である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)