阿伽桶あかをけ)” の例文
「あつしは其處を見たわけぢやないが、若君彌八郎、お糸の顏を横から縱から、一日眺め暮らして、涎ばかり流して居たから、柳橋へ歸る迄に、阿伽桶あかをけで涎を三度も掻い出した」