長唄の紅勘とは別の男ですが、五代目菊五郎がまだ羽左衛門うざえもんで売り出しの時、鎌倉節仙太郎かまくらぶしせんたろうという者が、江戸市中を鉦三味線で、好い声であめを売りながら流して歩いて評判でした。