「はい、金峰山颪きんぽうざんおろしが吹きます時なぞは、わたしの故郷八幡やわた村あたりは二尺もたまることがありまする」
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)