野外のはず)” の例文
藪のあるやうな野外のはずれの小路のしかも闇の中に小提灯をさげて居る自分、小提灯の中に小石を入れて居る佳人、余は病床に苦悶して居る今日に至るまで忘れる事の出来ないのはこの時の趣である。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)