通円茶屋つうえんぢゃや)” の例文
今も変らぬ柴舟しばぶねが、見る/\橋の下を伏見ふしみの方へ下って行く。朝日山から朝日が出かゝった。橋を渡ってまだ戸を開けたばかりの通円茶屋つうえんぢゃやの横手から東へ切れ込み、興聖寺こうしょうじの方に歩む。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)