“赤鰯丸”の読み方と例文
読み方割合
あかいわしまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラツ八は死骸の枕元に置いてあつた、魔除まよけの脇差を取上げました。言ふまでもなく三日前にガラツ八が吉三郎に賣つた、十兩の赤鰯丸あかいわしまるです。
「無駄だらう、今朝拔かれてしまつたよ、——赤鰯丸あかいわしまるなんか持つて行つても仕樣があるまい、——十兩の金さへ返しや氣が濟む。さア歸らうか、八」