赤直垂あかひたたれ)” の例文
さっきの赤直垂あかひたたれの小僧が、ちんと、手洟てばなをかみながら、二人のあいだを、威張って通って行った。そして、小馬鹿にしたような眼を振向けて、ヘヘラ笑いを投げた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)