と返事をして台所の方から来たのは、本所の番場で森松もりまつと云う賭博兇状持ばくちきょうじょうもちで、畳の上では生きていられないのが、文治の意見を聞いて改心して、今では文治の所にいる者です。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)