貴顕搢紳きけんしんしん)” の例文
何しろ当時の藝者と云ふものは、上は貴顕搢紳きけんしんしんから下はわれ/\のやうな文学青年に至る迄、士農工商あらゆる階級の男性の愛を惹きつける、唯一の浪漫的な存在であつた。
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)