諧調ハアモニイ)” の例文
これは詩に於て、文字が文字としての生命を離れて、音声から成る韻律リズム及び諧調ハアモニイの効果を企図してゐるのと少しも変りはないのであります。
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
作者の才能、作品の価値、俳優の技倆が、或る一点で渾然と融け合つてゐる、そこには、たゞ人生の真理を語る活きた魂の、諧調ハアモニイに満ちた声と姿とがあるばかりであります。
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)