蠕々然ぜんぜんぜん)” の例文
それがやがて、はっと眼がさめたような気に帰ったと思うと、いつか楊の魂はあの虱の体へはいって、汗臭い寝床の上を、蠕々然ぜんぜんぜんとして歩いている。
女体 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)