“蔵弆”の読み方と例文
旧字:藏弆
読み方割合
ざうきよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紙片は今饗庭篁村あへばくわうそんさんの蔵弆ざうきよ中にある。其書牘は文淵堂蔵の花天月地中に存するものが或は是であらうか。書牘の事は猶後に記さうとおもふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
わたくしは前の戦国策と云ひ、此白氏文集と云ひ、伊沢氏酌源堂の蔵弆ざうきよと覚しきものが、皆其所在の記註を闕いでゐるのを見て、心これを怪まざることを得ない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)