蒼顔痩躯さうがんそうく)” の例文
薄暗き深宮に潜々乎せんせんことして其妻と共に落涙又落涙、悲しげなる声をあげて祈り、祈りては又泣く一箇蒼顔痩躯さうがんそうくの人を見ずや。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)