荻野八重桐おぎのやへぎり)” の例文
妹のおいろさんも姉さんよりすこし小柄でも、すつとして背も高く、そのころ七十には見えない美人だつた。深川の奧の方で、荻野八重桐おぎのやへぎりといつて踊の師匠をしてゐた。
河風 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)