荒涼ドレアリー)” の例文
部屋の一体の感じが極めて荒涼ドレアリーであったように記憶する。どうせこういう種類の下宿屋住居で、そうそう愉快な室もないはずであるが、しかし随分思い切ってわびしげな住まいであった。
中村彝氏の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)