茶路ちやろ)” の例文
北太平洋の波の音の淋しい釧路くしろ白糠しらぬか驛で下りて、宿の亭主を頼み村役場に往つて茶路ちやろに住むと云ふM氏の在否を調べて貰ふと、先には居たが、今は居ない、行方は一切分からぬと云ふ。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)