トップ
>
茱萸
>
グミ
ふりがな文庫
“
茱萸
(
グミ
)” の例文
冬にシベリヤの風を防ぐために、砂丘の腹は
茱萸
(
グミ
)
藪だった。日盛りに、
螽蟖
(
きりぎりす
)
が酔いどれていた。頂上から町の方へは、蝉の鳴き泌む松林が頭をゆすぶって流れた。私は茱萸藪の中に佇んでいた。
ふるさとに寄する讃歌:夢の総量は空気であった
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
茱
漢検1級
部首:⾋
9画
萸
漢検1級
部首:⾋
12画