若州じゃくしゅう)” の例文
病気の手当ては言うまでもなく、寛斎留守中は大垣おおがきの医者を頼み、おりから木曾路を通行する若州じゃくしゅうの典医、水戸姫君の典医にまですがって診察を受けさせたことも書いてよこした。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)