艶物語つやものがたり)” の例文
その艶物語つやものがたりを語る口に肉声を帯びていたのは怪しからぬ、恋と無常を語り聞かす枯れきった声ではない、あれではまだ相当の年だ、四十かな、三十代は過ぎてるらしいが、五十の声はかからないぞ。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)