“舞埃城”の読み方と例文
読み方割合
ブエノスアイレス100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(平野は青々として海のようにひろがり、ラプラタ川の色は黄色ににごってあたかも泥のようである。舞埃城ブエノスアイレス市外の道は、一望すれば空に消えるかと思われるばかりである。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(高層の建物が櫛の歯のごとくならぶ舞埃城ブエノスアイレス市は、狭い街路を電車が縦横に走る。日暮れ時ともなると人々の集散は激しく、肩と肩とがぶつかり合うありさまで往来するのである。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(草をしいて春の郊外で座禅をするごとくすわり、舞埃城ブエノスアイレスの市外ですがすがしさとなごみの気分を味わう。牧場田野が青々と海のごとく広く、道に吹く晴れわたる風は緑草の波うつ上にある。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)