腰抜鋸こしぬけのこ)” の例文
これだけが誰にでも分ってくれれば塔も建てなくてもよいのです、どうせ馬鹿なのっそり十兵衛は死んでもよいのでござりまする、腰抜鋸こしぬけのこのように生きていたくもないのですわ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)