老辣無双らうらつぶさう)” の例文
が、僕が知つてゐる晩年さへ、決して文人などと云ふものではなかつた。まして「明暗」以前にはもつと猛烈だつたのに違ひない。僕は先生のことを考へる度に老辣無双らうらつぶさうの感を新たにしてゐる。