緩歩退軍かんぽたいぐん)” の例文
孔明の退く手口を見ると、緩歩退軍かんぽたいぐんの策です。一面退却一面対峙たいじの陣形をとりながら、極めて平凡な代りに、また極めて損害のないような、正退法しょうたいほうによっているものでしかありません。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)