素馨ジヤスミン)” の例文
墓の石畳の上にも点々と桃色の花が落ちてゐた。何処からか強い甘い匂の漂つて来るのは、多分この裏にでも印度素馨ジヤスミンが植わつてゐるのだらう。
夾竹桃の家の女 (新字旧仮名) / 中島敦(著)