“範疇（カテゴリイ）” の例文

結局、近代劇運動を全然、此の二つの範疇（カテゴリイ）に入れてしまふことは不可能といふことになる。

演劇一般講話 (新字旧仮名) ／ 岸田国士(著)

が、講義は教授の風采とは没交渉に、その面倒なカント哲学の範疇（カテゴリイ）の議論から始められた。

路上 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)

“範疇”の意味

《名詞》

（context、philosophy）最も基本的な、認識論上の概念のこと。人が物事を認識したり思考したりする上で、どうしてもそれに依存しなければならないような概念。「能動」、「受動」、「量」、「場所」、「位置」、「状態」、「質」、「時間」、「関係」、「実体」。

分類上の特に大きな項目。分野。例：「生物学という範疇」。

任意に立てられた分類項目。種類。英語の class に相当する。（ほとんど誤用に近い用い方。）
(出典:Wiktionary)

“範疇（カテゴリ）”の解説

カテゴリ（de: Kategorie、en: Category、fr: Catégorie）は、事柄の性質を区分する上でのもっとも基本的な分類のことである。カテゴリーとも表記する。語源はギリシア語の κατηγορια。漢訳語では範疇（はんちゅう）であり、洪範九疇に由来する。
(出典:Wikipedia)

範	常用漢字 中学 部首:⽵ 15画
疇	漢検1級 部首:⽥ 19画