空明がらあ)” の例文
荒物屋の店は空明がらあきで、何処へ出て行ったのか近所の者も知らねえと云うのです。なにしろ、こっちの方も気になるので、案内の男だけを
異人の騒ぎで、ここらの者はいずれも家を空明がらあきにして駈け出した。その留守のあいだに、二匹の馬が紛失したのであるから、誰がき出したのか知っている者もない。
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)